ひょうたんでら というのは、融通尊寺の通称です。

その由来について御説明いたします。
瓢箪[ひょうたん]は古来縁起の良い形で、酒器や水筒などにも用いられたりしてきました。
当寺のひょうたんは、融通尊の形代[かたしろ]・シンボルとして、毎年2月3日の節分に、檀信徒の皆さまに授与させていただいております。
皆さまは、そのひょうたんを融通尊の分身・御守としてお持ち帰りなさいます。それで、節分にひょうたん守りをいただける寺、ということで≪ひょうたんでら≫と通称されています。
ちなみに太閤秀吉の千成り瓢箪は、秀吉が融通尊に帰依し、戦勝と出世開運を祈願し、瓢箪を自らの旗印にしたのです。太閤秀吉が帰依した融通尊は、当寺の本寺で京都にある福勝寺という千年以上の由緒のあるお寺です。
当、融通尊寺は福勝寺さまより、昭和の初めに融通尊を勧請分身賜り開山したお寺です。